金属メーカーとして、また資源開発などでも知られる川中商事についてまとめてみました。

川中商事の中期経営計画

政府や自治体だけではなく、企業も変化する時代を乗り越えるためには自らの会社の経営計画をしっかりと作成する必要があります。
一人のカリスマによる指導で突き進む中小企業ならばまだしも、社会的責任を負う大企業であれば、その経営活動が自他に与える影響は大変大きなものになります。
また、上場企業であれば株主などのステークホルダーに対するきちんとした説明としても、その計画を策定し、公表する必要があります。
また、きちんと策定された計画は他社への説明だけではなく、自社の士気向上、規律の強化にもつながります。
どのようなことを目指し、何に進んでいくのか。
きちんと明確化することによって、進む道に迷うことがなくなるでしょう。

ここでは、金属商社であり、長い歴史を持つ川中商事の中期経営計画についてみていきたいと思います。
川中商事はどのように日本経済を分析しているのか、これからどのように経営していくのか、公式ホームページに公開されている中期経営計画を見ていきましょう。

まずこの中期経営計画は、2016年から2018年までの三か年計画で設定されています。
そして、中期経営計画のキーワードとして、「S」があります。
一つ目のSは「STEADY」、今ある事業基盤から得ることができる収益の確保と強化。
二つ目のSは「SPEEDY」、グループ企業や国内外の戦略投資からの投資効果の早期実現。
三つ目のSは「STRATEGIC」、戦略的な投資を継続することによる収益機会の増大。
そして、これらのSを通じて、最終的には「SUSTAINABLE(持続可能性がある)」な成長を遂げることを目的としています。
つまり、川中商事本体の収益をさらに増やしていくとともに、「グループ企業」、「国内外投融資」、「戦略的投資」などの収益を組み合わせて、グループ全体の体力をつけていこう、という計画ですね。

では、具体的に言うとどういった目標にしているのでしょうか?
定量目標として、数字目標も設定されています。
まず売上高は2015年度1兆5118億円であるところ、目標は2兆円。
そして経常利益は154億円であるところ目標は200億円。
新規ユーザー獲得件数は2015年2075件となっていますが、これは2000件を今後も維持していくことを目標としています。

すでに堅実な経営を行っている川中商事ですが、この中期経営計画によって、より安定的に企業運営を行っていくことが期待できるでしょう。